医療機関へのかかり方

かかりつけ医をお持ちですか?

  • できるだけかかりつけ医を持ち、子どもの様子がおかしければ、診療時間内に受診しましょう。
  • 急に具合が悪くなってもあわてないように、急変時の対処方法を聞いておきましょう。

夜間、休日に具合が悪くなったらどうしましょう?

  • お住まいの地域の救急病院、夜間・休日救急診療所など、あらかじめ、場所や、診療時間、電話番号などは確認しておきましょう。
  • 受診するべきか迷ったら、電話相談なども利用しましょう。
  • 千葉県では、平成28年4月1日より19時から翌朝6時まで、小児救急電話相談を延長しました。
    プッシュ回線の固定電話・携帯電話からは、局番なしの#8000
    ダイヤル回線、IP電話、光電話、銚子市からは043(242)9939
    携帯電話からもかけられます。
  • こどもの症状や様子がわかっている方が連れて行きましょう。
  • かかりつけ医から薬が出ていたら、その内容がわかるお薬手帳なども忘れずにもっていきます。
  • 小さいお子さんの場合は、母子健康手帳も持っていきましょう。

どんなとき、救急病院へ連れて行ったほうが良いでしょうか。

◆熱が出たら

熱が高くて頭がおかしくなることはありません。ウィルスは熱に弱くて、ヒトは細菌やウィルスと戦う力が増します。せき、鼻水、下痢、嘔吐がひどく、食欲がなくて水分も十分取れない時、また3日以上続いた時には医療機関を受診したほうがよいでしょう。ただし、6か月未満の乳児(特に3か月まで)は普通あまり熱を出しません。熱が高い時には肺炎、尿路感染、髄膜炎、敗血症などの可能性があります。できるだけ早く医療機関を受診しましょう。

 

◆腹痛を訴えたら

簡単に我慢ができる痛みは、あまり心配ないでしょう。おなかが痛くて歩けないような痛みや赤ちゃんが30分以上も泣き止まない時。 吐き気、嘔吐、下痢、発熱、咳や鼻水、頭痛、のどの痛み、めまいなどがある時も早めに医療機関を受診しましょう。もし便の異常がある場合には、便をとっておいて、医師にみせて下さい。

 

◆吐いたら

吐いたものの中に血液や胆汁(緑色の液体)が混ざる時。強い頭痛をともなう時。ひきつけたとき、意識がぼんやりしているとき、続けて何回も吐いてしまうとき、おしっこが半日も出ないときには、医療機関を受診しましょう。

 

◆下痢をしたら

便の中に、血液や粘液が混ざる時。腹痛が強く、下痢が1日10回以上ある時。食欲がなく、水分が十分取れない時。 吐き気が強い時。 おしっこの出が悪い時。(半日以上尿が出ない時)医療機関を受診しましょう。

 

◆ひきつけたら

15分以上続く時とき。けいれんが止まっても、すぐに繰り返すとき。けいれんが止まったあとも、意識がはっきりしないとき。(呼んでも目を覚まさないような時)医療機関を受診したほうがよいでしょう。救急車をお願いしてもよいでしょう。

 

◆咳が出たら

咳は、気管、気管支へ異物の侵入を阻止する生態の防御反応です。熱があったり、何度も咳こんで吐いた時、呼吸が苦しそうで、ゼイゼイしたり、息を吸う時に肩を激しく上下させ、肋骨の上や、間がペコペコひっこむ呼吸(陥没呼吸)をしている時には、医療機関を受診しましょう。

救急車を呼ぶ時は?

けいれんがとまらない。呼吸が苦しい。意識がない。激痛(腹痛、頭痛)で苦しがっている。顔色が悪く、ぐったりして動かない。出血が止まらない。など重篤な症状のときに救急車を利用しましょう。
119番に電話をします。このとき消防署から聞かれることは、次のようなことです。落ち着いて要領よく答えましょう。

 

  • 火事ですか、救急ですか。→ 救急です。
  • どうしましたか。 → こどもがおなかが痛いと、苦しがっています。
  • 住所と、名前、年齢、性別は?→ ○○町○丁目○番地。 △△□□。○才の男の子です。
  • 今使っている電話番号は? → 「……… 」
  • 救急車に来て欲しいところは? → 「…… 」までです。
  • 何か目印になるものはありますか。→ 「○○郵便局の隣りです。」
  • 子ども急病ガイドブック
  • 食物アレルギー診療サポートブック
  • 子ども急病電話相談(#8000)紹介